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こんにちは、ビジネスバンクグループの小泉です。この「経営の12分野レポート」コーナーは「経営の12分野」のエッセンスをお届けすることで、“社会をより良く変えていこう” と挑戦し続ける 起業家/経営者 の皆さんを『応援したい!』という想いからスタートしています。今回のテーマは【ミッション】について、色々な視点から考えていきます。4月に開催した勉強会:『経営の12分野:ミッション』の開催レポートをぜひお読みください!


Q.会社にとって「ミッション」の役割とは?


経営には「ミッションが大切!」とよく聞く一方で、「ミッションとは何か?」と聞かれても、なかなか説明するのは難しいですよね。では、会社にとってのミッションとは、どんなイメージでしょうか? それは「植物」でいう【根っこ】のようなものです。根っこが弱いと植物が育たないように、会社も根っこがしっかりしていないと成長しません。逆に、しっかりとした根っこ(ミッション)がある植物(会社)は、大きく安定して成長することができます。そして、丈夫な根っこ(ミッション)があるからこそ、幹がブレることもなければ、環境の変化で枯れてしまうこともありません。それぐらい「ミッション」は会社経営において大切な要素です。

では、会社にとっての「ミッション」とは具体的に何でしょうか? それは【会社が存在する理由】そのものです。つまり、自分たちが経営活動を通して「こんな社会の困りごとを解決したい!」「こんな世の中にしていきたい!」と想う、その【社会性】を持った目的こそ、会社で掲げるべき「ミッション」となります。

Q.会社の「ミッション」に「社会性」が必要な理由とは?

経営は「お客さん/協力会社/チームメンバー」など "関わり" をつくる活動である以上、「社会性」を無視することはできません。そして、そういった自社との関わりを持つ社会全体から【応援してもらう】ためにも、単に「収益」だけを考えるのではなく「社会性」を強く意識したミッションを掲げることが重要です。

だからこそ、ミッションは社内で活用するだけでなく、社会に広く発信することによって、その効果を発揮します。自社のミッションを "誰にも分かる表現" で掲げる(広める)ことで、応援してくれる「お客さん/協力会社/チームメンバー」が、そのミッションを目印に集まってきてくれるのです。まずは、ミッションを明文化することから始めましょう!

Q.効果的な「ミッションのつくり方」とは?


ミッションを広く社会に発信していくには、まずミッションを明文化することが 1st ステップとなります。そこで4月に全国で開催した、『経営の12分野:ミッション』では、「ミッションの素材づくり」から、「ミッションの伝え方」まで、数々のフレームワークを用いながら考えていきました。今回はそのワークショップでもお伝えした、最も効果的な「ミッションのつくり方」をご紹介します。

それが【ミッション3段構え】という考え方です。これに沿ってミッションをつくることによって、"簡単" に "良質" なミッションを明文化することができます。この【ミッション3段構え】は、基本的に3つの要素から構成されており、それぞれの要素に対する言葉を考えることによって、ミッションを具体的にしていくことができます。

【1】社会の "困りごと" の明確化(皆さんの会社はどんな社会課題の解決に取り組んでいますか?)
【2】その "困りごと" をどうやって解決しますか?
【3】その "困りごと" が解決したら、どんな社会(理想の社会)になりますか?



特にこのワークは「ミッションの伝え方」を考える際の【素材】にもなるので、しっかりと考えてみて下さい。例文としてビジネスバンクグループで使用している3段構えをご紹介します。

日本の社会と起業環境は、挑戦する者に決して優しいとは言えません。
私たちは、起業環境を改革・整備する、起業支援事業を総合的に行うことによって、
たくさんの人が起業に挑戦できる社会、挑戦した起業家が尊敬される社会、そんな社会の実現を目指しています。



この【ミッション3段構え】をもとに「どうすればミッションを広く伝えることができるのか?」「どうすれば短い時間で相手に伝えることができるのか?」など、いろいろな角度から、ミッションの表現(伝え方)を考えてみて下さいね!最後に、『経営の12分野:ミッション』に参加された方の感想をご紹介させていただきます。

ワークショップで同じグループのメンバーで、意見交換できたのが良かったです!(女性)


ミッションがより具体的になりました!グループワークでやると、新しい気づきがたくさんありました!(男性)


ミッションを "見る人" や "聞く人" にどう映るのかを、もっと考えていきます!(男性)


普段、あまり「ミッションを」意識していませんでした。これからは「ミッション」を伝え続けます!(男性)


ミッションを作るワークにたくさんの時間を使うことができたので良かったです!(女性)


ミッションを作り、社内だけでなく社外にも伝えていくことの重要性を感じました!(男性)

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